理念・挨拶

OLO理念

Philosophy


私たちは適切な養育が必要な子ども達のために、ホームベースとなる居場所を提供します。

そして子ども達の一度きりの人生(Only Live Once)を尊重し、ありのままを受け止 めるとともに、一人ひとりのありたい姿に向けて支援していきます。

そのために私たちは、地域社会の協力を得ながら子ども達の安心と信頼が基盤とな る生活環境整えます。

また子どもの思いや意思を大切にし自己実現が図れるように手助けします。

理事長挨拶

Message


木下 美子

Only Live Once 理事長

私は、児童相談所の一時保護所で心理士として子ども達のこころのケアにあたると共に、一時保護所に来る子ども達と勉強をしたり、遊んだり、食事をしたり生活をしてきました。

一時保護所には虐待や体罰など、過酷な環境のなかで心身共に大きな傷を負って来る子ども達もいます。そこで安心・安全を保障された生活を日々暮らす中で少しずつその子らしさを発揮し、笑顔を取り戻していきます。
子どもの笑顔に会うために、私や仲間達は働いてきました。

しかし一時保護所に居ると、学校へ通う事ができません。家に戻ることができないと判断された子どもが学校に通える次の居場所は児童養護施設や里親、ファミリーホームなど、社会的養護としての受け入れになります。
次の場所がなかなか決まらずに、一時保護所に子どもが滞留することは子どもの発達に大きく影響します。保護所の子ども達に、いち早く次の生活の場を用意することは、私達大人の使命と強く感じるに至りました。

行政の努力だけではなく、民間の力も必要です。
そこで行政と手を取りあい、子ども達の笑顔の為にこの社会的養護の一端を担うNPO法人の設立を目指すことにしました。人生一度きり、ひとりひとりの子どもの人生を輝かせることを願い、この活動の産声をあげました。皆さんのご協力とご理解をよろしくお願い申し上げます。